――いつプロの演奏家になりたいと思いましたか?
いろんなことに興味をもっていましたので、早くから音楽教育を受けていたにも関らず、12歳になって、どうやったらプロの演奏家になれるか考え始めました。
――ヴァイオリンの演奏でやりがいを感じられるのはどういう部分ですか?
“歌うこと”です。私にとってヴァイオリンを演奏することは、人間の声を作りだすことなのです。−まさに歌を歌っているように!
――初めて好きになった曲は何ですか?
モーツァルトです!両親によると、赤ん坊のころ、初めてフルート四重奏曲を聴いたとき、その魅力に取りつかれたかのように、何時間もひたすら聴いていたそうです。
――CDプレーヤー/iPodには何の曲が今入っていますか?
モダン・ストリングカルテットのウォーターミュージックという曲を聴いています。ジャズをとりいれた素晴らしい作品ですよ。
――ご家族には演奏家の方はいらっしゃいますか?
内科医の家庭で育ちましたが、家で音楽を聴くことは、いたって自然なことでした。実は何世代か前に、わが家の家系に偉大なヴィルトゥオーゾがいたんですよ。アルフレッド・トゥルバンといいます。なんとサラサーテやサン=サーンスらが彼のために曲を捧げたそうです。
――時間があるときはどんなふうに過ごしますか?
家族と過ごす時間がとっても大切なので、妻や子供達とできる限り過ごすようにしています。
――演奏家になっていなかったら、何になっていたと思いますか?
演奏家をしながら、やりたいことがたくさんあります。エネルギーや環境問題、動物保護、哲学などに興味があります。
――ミュンヘンやドイツでオススメの場所を教えてください。
ぜひアルプスや北海へ行ってみてください。大自然の美しさが発見できると思います。
――5月定期演奏会(2009年5月9日)にあたってメッセージを。
このブラームスの大作(ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲)を世界的な文化都市として知られる東京で演奏することは、私のキャリアのなかでも“究極の幸せ”といえると思います。
プロフィール
1964年ミュンヘン生まれ。ミュンヘンフィルのコンサートマスターを務めた経歴を持つほか、これまで、ロリン・マゼール、ズビン・メータなどの指揮者陣のもと、ベルリンフィル、ミュンヘンフィルなどの世界の一流オーケストラと共演を重ねる実力派ヴァイオリニストである。