Tokyo Symphony Orchestra
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[ 2006-07シーズン ]

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「マクロプロスの秘事」まるごと一夜漬け
「私たちは人生が長くないことを知っているからこそ
幸福なのです。だから一瞬一瞬を無駄にしてはいけない・・・」
             〜ヤナーチェクが恋人にあてた手紙より

12月の定期演奏会は東京交響楽団ヤナーチェクシリーズ第4弾の「マクロプロスの秘事」。 不老不死の薬を飲み300年以上も生きる女性と、彼女に翻弄される男達を描いた作品です。(チェコ語による日本初演。)生き続けなくてはならない運命を持った女性の姿を、巧みな旋律と切ないメロディで表現します。
ヤナーチェク71歳の作品で、当時37歳年下のカミラと情熱的な恋をしていたヤナーチェクの音楽は、力強く、美しく私達の胸に響きます。

12/2(土) 6:00p.m. サントリーホール
第542回 定期演奏会


12/3(日) 5:00p.m. ミューザ川崎シンフォニーホール
川崎定期演奏会 第9回

ヤナーチェク:歌劇「マクロプロスの秘事」 
(セミ・ステージ形式、チェコ語上演、全3幕、字幕付)

指揮=飯森範親
演出=マルティン・オタヴァ
エミリア・マルティ(オペラ歌手)=イヴォナ・シュクヴァロヴァー(ソプラノ)
コレナティ(弁護士)=ヤン・フラディーク(バリトン)
ヴィーテク(コレナティの秘書)=ズデニェク・シュムカージ(テノール)
クリスタ(ヴィーテクの娘)=モニカ・ブリフトヴァー(ソプラノ)
アルベルト・グレゴル(グレゴル家の子孫)=ペトル・ストルナド(テノール)
ヤロスラフ・プルス=イジー・クビーク(バリトン)
ヤネク(プルスの息子)=経種廉彦(テノール)
ハウク(瘋癲老人)=伊達英二(テノール)
機械係=志村文彦(バリトン)
掃除婦/小間使い=押見朋子(メゾ・ソプラノ)


= あらすじ・概要 =
作曲 1923-1925年
初演 1926年12月18日 ブルノ劇場フランティシェク・ノイマン指揮
演奏時間 第1幕36分,第2幕30分,第3幕30分 計 約1時間30分
台本 カレル・チャペックの同名戯曲による作曲者自身の台本(チェコ語)
時・所 1922年のプラハが舞台

<第1幕>
 弁護士コレナティの事務所。人気オペラ歌手エミリア・マルティが、100年近く続いてきたグレゴル家とプルス家の訴訟に関心を寄せている。遺言状を残さずに亡くなったヨゼフ・プルス男爵の財産をヨゼフの隠し子フェルディナン・グレゴルこそが相続するものだと意義が申し立てられているのである。エミリアは、フェルディナン宛の遺言状の保管場所を告げ、フェルディナンがヨゼフの隠し子であることも証明すると告げる。

<第2幕>
 オペラ公演後のエミリアの楽屋をさまざまな男たちが訪ねてくる。ヤロスラフ・プルスの息子ヤネクはオペラを観に来て、エミリアにすっかり魅了されてしまう。老人ハウクはエミリアのことを50年前に恋したジプシー娘エウヘニア・モンテスにそっくりだとスペイン語で語りかけ、彼女もまんざらでもない様子だ。ヤロスラフ・プルスは遺言状とともに見つけたE.M.というサインの手紙が、ヨゼフ・プルス男爵の母である「エリナ・マクロプロス」、ジプシー娘「エウヘニア・モンテス」、プルス男爵の愛人「エリアン・マックグレゴル」、そして「エミリア・マルティ」すべてに当てはまると詰め寄る。

<第3幕>
 ホテルの部屋。エミリアはヤロスラフ・プルスを誘惑して手紙を手に入れる。
父とエミリアの情事にショックを受けたヤネクが自殺しても、エミリアは平然としている。そこに弁護士コレナティが現れ、時代の違うE.M.のサインがある手紙の文書偽造を疑い、エミリアを問い詰める。エミリアは、本名はエリナ・マクロプロスで337歳だと答える。エミリアは父が16世紀に、皇帝の命令によって不老不死の薬を作り、自分がその実験台になったため、名前を変えながら生き続けていたことを告白する。全てを明らかにしたエミリアは、長すぎる人生にはもう飽きたと語り、絶命する。

 マクロプロス人物相関図 マクロプロス人物相関図
 


<プログラム連載より>

・石川達夫(神戸大学・スラヴ文化論)
 チャペックとヤナーチェクの「マクロプロスの術」
 ─伝統あるチェコの錬金術文学とそのオペラ─

・堀内 修(音楽評論家)
  ヒロインは三百歳 ヤナーチェクのオペラ最後の女性像と「マクロプロスの秘事」

・丸本 隆(早稲田大学教授)
 ヤナーチェク 72歳の冒険 「マクロプロスの秘事」

「マクロプロスの秘事」新聞批評
演奏会プログラム「SYMPHONY2007年1月号」より 

 ・読売新聞(夕刊) '06.12.5付
 ・東京新聞(朝刊) '06.12.9付 マクロプロス新聞評
 ・朝日新聞(夕刊) '06.12.14付


<東京交響楽団のヤナーチェク・オペラシリーズ>
1997年12月 歌劇「利口な女狐の物語」
(チェコ語による日本初演、セミ・ステージ形式、字幕付き)
2000年12月: 歌劇「カーチャ・カバノヴァー」
(チェコ語による日本初演、セミ・ステージ形式、字幕付き)
2003年12月: 歌劇「死者の家から」(日本初演、セミ・ステージ形式、字幕付き)
2006年12月 歌劇「マクロプロスの秘事」
(チェコ語による日本初演、セミ・ステージ形式、字幕付き)

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