東響コーラス

東響コーラスは今
 
 
東響コーラス 副委員長 鈴木いく子 (2007.9.11)
 

 東響コーラスは今年創立20周年という記念すべき年を迎えました。目下、10月公演のモーツアルト・レクイエムの出演オーディションを終え後半の練習に入っています。

 

 私自身、東響コーラスに入団して11年目に入りました。その間100数回の公演に出演出来ました。年間平均10公演ずつこなして来た事になります。それに比べると今年は例年に無く公演数は少なく、4月に公演したヴェルディ・レクイエム、9月の子ども定期演奏会への出演、今回の10月公演、年末の第九公演と続きます。
この10年の間には、毎月本番かオーディションを交互に繰り返した年もありました。新曲の音取り、暗譜に追われた事もありました。公演は何とか無事にこなしてきましたが、曲の素晴らしさ、曲の内容を充分お客様に伝える事が出来たでしょうか?

 

 今年のように、一曲にかける時間が充分にあるからそれが出来るかというと必ずしもそうではありません。良い演奏、感動を与える演奏とはどんな演奏の事を言うのでしょうか?透明感のある声?ピッチの揃った美しいハーモニー?それも必要な要素ではありますが、それだけでは、、、。私は、今までにプロ、アマチュア問わず沢山のいろいろなコンサートへ足を運びました。その中で出会った感動した演奏会は、必ず、自然とその演奏に引き込まれて行き、感動で鳥肌が立ち、時には涙することもありました。

 

 我々東響コーラスもお客様に感動を与える演奏が出来るよう、これからも努力していかなくてはなりません。その為には、団員一人一人が、何をしたら良いかを考え、楽しんで歌えるよう練習ができる事、そして最後は、団員全員の気持ちが一つになって歌える事が大事な事です。普段から団員同士が互いに情報を交換し、時に助け合い、励まし合って、其々の公演に向け努力する事が大切です。これらの団員を一つにまとめ、引っ張って行くのが委員長であり、委員長を支えていくのが、副委員長の役目であり役員の存在です。

 

 東響コーラスは公演毎、曲によって毎回指導者が異なります。毎回、素晴らしい指導者の下練習を重ねオーディションを迎える事になります。団員一人一人、老若男女問わずオーディション前の其々が一生懸命に練習している姿には頭が下がります。しかしながら、舞台の大きさ、曲の大きさ、常に上質の音楽を提供する事を目標とする東響コーラスとしては、全員が舞台に載れるわけではありません。厳しいオーディションをクリアするには普段仲の良い友人もライバルになってしまいます。オーディション結果発表後の練習場にはいつもと違った空気が流れます。出演が決定した人には、一緒に歌いたくても歌えない人の分も頑張らなくてはいけない使命があります。又、残念ながら、一緒の舞台に載れない人には、次の公演に出られる様に頑張る力が必要です。

 

 そして、役員は常に団員全員が気持ちよく楽しく練習に参加していただけるよう、団員一人一人の練習場での様子を把握し時には団員を励まし、又本番にスムーズに臨めるようお手伝いし、公演が成功した後には喜びを分かち合い、又、団員と指導者、楽団との橋渡し役としても重要な役割を担っています。
私自身も、役員の一人として、団員と共に東響コーラスを束ねていけるよう頑張って参ります。

 今後とも東響コーラスへの応援よろしくお願いいたします。

 

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東響コーラス 委員長 井之上隆太 (2007.1.19)
 

 あけましておめでとうございます。

 

 昨年は東京交響楽団創立60周年にあたる年ということで,私たち合唱団も,文字通りの「60周年記念コンサート」への出演や,京都市交響楽団との共演の「シェーンベルグ;グレの歌」,「ヤナーチェク;マクロプロスの秘事」など,日本ではあまり演奏されない曲を含め,多くの演奏を行ってまいりました。また,年末には恒例の「第九」を演奏しましたが,こちらも盛況に終えることができました。これも皆様方のご支援によるものと団員一同感謝しております。

 

 そして今年はというと,東響コーラスの創立20周年にあたります。
東響コーラスは,東京交響楽団専属の合唱団として1987年に設立されました。以来,古典から現代曲まで数多くの演奏を行ってきています。私自身が入団したのは1991年であり,当団の歴史のすべてを知っているわけではありませんし,また,手前味噌にはなりますが,これまでの歴史の中で個人的に印象に残ったイベントをあげてみます。

 

 まず始めにあげられるものとして,「シェーンベルグ;モーゼとアロン」の演奏があります。これは東京交響楽団400回記念公演として企画されたもので,合唱団団員一同とても苦労し,何とか暗譜で表現できるところまで持っていった公演でした。また,「三枝成彰;レクイエム」初演も印象に残った演奏会の一つです。そして,エルガーの3部作である「神の国」,「使徒たち」そして「ゲロンティアスの夢」も団員にとって印象深く,また,良い評価を頂けた演奏と思っています。他には,初の海外公演としてイスタンブールでのトルコ国立歌劇場合唱団との共演(これは9・11と重なり大変な目に会いましたが),姉妹団体となる"にいがた東響コーラス"の設立や,ミューザ川崎オープニング記念の「マーラー;千人の交響曲」公演などがありました。もちろんここにあげたもの以外でも,印象深いものはたくさんあります。これからの20周年に向けて,もっと多くの方々の印象に残る演奏ができればと思っています。

 

 そして今年は,西本智実さんによる「ヴェルディ;レクイエム」を始め,「モーツアルト;レクイエム」など20周年記念としてのステージがあります。曲目としてはポピュラーなものであり,これまでにも幾度か演奏してきた曲です。しかし今年は,これまでの私達の演奏を超えるように,また,できるだけ多くの方々の印象に残るような素晴らしい演奏を目指したいと思います。

 

 東響コーラスは,この20周年記念の年を「飛躍の年」として位置付け,団員一同力を合わせて頑張っていきたいと思います。
今後とも東響コーラスをよろしくお願いいたします。


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バス 鳥居夕紀夫 (2006.2.15)
 
東響コーラスは今、6月公演のシェーンベルク作曲「グレの歌」に向けて2006年1月13日から練習をスタートしました。
東京交響楽団創立60周年、京都市交響楽団創立50周年の記念合同演奏会です。指揮者の大友先生が東京交響楽団と京都市交響楽団の常任指揮者であることから実現した、まさに「メモリアルコンサート!!」
合唱指揮に三澤洋史先生を迎え大曲に挑みます。
大曲のため、「グレの歌」のための特別団員を加え、いつにも増してパワー全開の演奏になることと思います。
とかくスケールが大きい曲は迫力で圧倒する演奏になりがちですが、東響コーラスは、迫力だけでなく緻密な演奏をも目指しています。
このコーラスは出演者決定オーディションがあり、これを通過しないと出演できないなどの厳しいシステムになっており、これにより高いレヴェルを目指すことができます。
こうしてメンバーの一人一人がかなりの努力をしていますので曲に対して自分の役割が認識でき、良い演奏につながっていくものと信じています。
とはいうものの、シェーンベルクは手強い曲で、歌う場所によっては男声が12声部に分かれるなど、悪戦苦闘しながら毎回練習をしています。
東響コーラスは過去にもシェーンベルクの作品で「モーゼとアロン」、「ヤコブのはしご」の難曲を演奏した実績があります。「グレの歌」は今回で3回目の挑戦です。
お金儲けに走りがちな世の中で、そうでない、人間のパワーを感じたり心から感動していただける時間を、演奏を通して提供できればと思っています。
皆さん、6月にサントリーホールでお待ちしております。
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アルト パートリーダー 木田由紀子 (2005.12.5)
 
東響コーラスでは今、12月に公演予定のメサイアと第九の練習を並行して行っています。忙しい毎日ですが、辻先生と大谷先生に代わる代わる指導していただけるなんて合唱を志す者にとっては最高の贅沢です。辻先生はほ〜んわりと大谷先生は何とも言えないセクシーさによって、お二方ともその発言・動き(?)に、練習では笑いが絶えません。

さてこんな贅沢が許されるのも東響コーラスには団費がない分、プロオケ付属の団として高い演奏レベルを維持しなくてはならない、という使命があるからです。そのため公演ごとにオーディションに受からなければ舞台には立てません。この直前1週間は本当に憂鬱です。趣味なのにそこまでして何でやっているの?と聞かれるかもしれません。

高いレベルの演奏がしたいからであるのはもちろんですが、何よりも音楽について真剣に話し合える相手がここにはたくさんいるからです。

物事に熱中することは格好悪いと言われる昨今ですが、東響コーラスではたった一つの音の高さや音色について一生懸命悩んだり、お互いに意見を言い合ったりしています。そんな姿を見ていると「いい合唱団だなあ〜」と人事のように嬉しくなります。知らない人から見たら無駄なことと思われるかもしれません。でもそんな一見無駄なこだわりの積み重ねが、演奏会では花開くと信じています。
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